
薪ストーブの相談にいらした方に 薪ストーブのある暮らしがどれだけ価値あるモノかをお伝えした。
薪ストーブのある暮らしへの憧れをもっている人の殆どはなんとなく憧れていてつけてみたい、という所からだと思うのですが、やはり取り付けた後は想像以上の(お値段以上)の価値をそこに見いだせると思う。
朝起きてきたときの部屋のぬくもり。
体の芯から温まり風邪をひかなくなったり
料理が楽しくなったり
夜の時間が楽しみになったり
などなど、、
カタログには書かれていない 実際に愛用している私からの言葉は本当だ。
古い中古物件を買われた方などは いわゆる「台所」が北側にある場合が殆どなので冬は食器棚の食器もかなり冷たくなる。
料理を盛り付ける前に ストーブのそばであたためられたり (私はこれをして毎年冬の訪れを感じる)
そこにはなんとも言えない温かい空気が漂う。
それが薪ストーブの価値なのだと思う。
そして私はそれを知っている。
先日ある取材にともなった撮影がありました。
スウェーデン人のカメラマンさんと我が家の作りについて色々と話をしていった中で
クガ
「床は仮のものでただ木材を並べているだけなんです、だから冬になると木材が乾燥して隙間ができてしまって・・」
カメラマンさん
「こういう木材はスウェーデンでは昔は下地に使われていてこの上から仕上げの床材を敷いていたんだけど 最近は仕上げの床材をはがし使う人が増えている。 こういった”隙間”はとっても贅沢なもので価値があるものなんですよ、スウェーデンでは」
とうかがった。
たしかに私自身は仮置きだったこの木材の床が嫌いではない。
ただリフォーム業も仕事にしているので”隙間”って人にはどう映るかしら・・・
というのはあった。
最近 モノやサービス、仕事についての「価値」についてよく考える
類似した業者がいっぱいいるなかで どうしたら価値を見いだしてもらえるか。
価値を伝える事も大事なのですが、お客様が私達に価値を見いだしてくれるかが大事。
価値を押しつける事はせず、でもどこかちょっとでも共感してもらえるものがあったら いいものが出来るのではないかと思う。
見た目や表面的なものはお施主様の好みもありますし結果表れるものであって 「何に価値を感じるか」という内側の部分の共感や理解。
「生き方」って「何に価値を感じるか」によってすごく左右されているな、と思うように。
それはお客様から学ばせてもらっているのですが・・
自分が思う所の価値を偽ってしまうと毎回仕事で必要以上の無理な背伸びをしなくてはならなくなったり、それでも上手くいくこともあるとは思うけど毎回は辛いのではないか。
低空飛行でも長く遠くに、、
をモットーにしているので自分自身が長く続けられるスタイルにしていかないといけない。
それはやはり自分に正直であり続けることなのかな、、と。
さて今日も忙しい・・・(*^_^*)